'70年代 旧車の世界 Old cars of Japan ’70
本ブログは個人で楽しむものであり、広告収入等の商業目的としたものでは有りません。 当然ですが各メーカー及び販社とは一切関係がございません。 また掲載している写真、商標等の権利は各メーカーに帰属しますので転用はお断り致します。 《仕様書、四面図等はクリックして頂ければ大きい画像で見られます》
Entries
トヨペット コロナマークⅡ(TOYOTA CORONA MARKⅡ)【RX10.20 MX10.20】
マークⅡが初めてのフルモデルチェンジしたのは‘72年1月のこと。
それまでのRT40型コロナのイメージを残した直線的なものとは打って変わり、曲線を多用したデザインになった。
名前は前型と同様トヨペット コロナマークⅡだが、型式はコロナ系を表すTからXに変わり、4気筒モデルはセダンがRX10、6気筒モデルはMX10、ハードトップがRX20とMX20となり、コロナとは別の型式になった。
ボディサイズはライバルの日産のローレルよりやや小さいが、4気筒セダンで全長4,325mm(+30mm)全幅1,625mm(+20mm)全高1,370mm(+10mm)ホイールベース2,585mm(+75mm)。6気筒のLシリーズは全長が更に205nn長い4,420mmと大きくなり、コロナの兄貴分と言うより、クラウンの弟分とも言えるものだった。
スタイルは4ドアセダンと2ドアハードトップ、それにワゴンがあり、バリエーションにスタンダードは存在せず、キャリーオーバーされた6R型1700ccにはデラックスのみが設定された。
主流は8R型1900ccからボアアップされた18R型2000ccで、日産のスカイライン2000GTの好調に刺激された様に追加された6気筒LシリーズにはクラウンのM型エンジンを搭載していた。
4気筒モデルとLシリーズの外観上の違いはフロントグリルが前に突き出し、ラジエーターグリルを中央で左右に分割するようなデザインで、全長の違いはこのデザインの差だった。
足回りの前輪はダブルウイッシュボーン・コイルスプリングで変わりはないが、後輪はリジッド・リ-フスプリングからラテラルロッド付き4リンク・コイルスプリングへと進化した。
‘73年8月には初のマイナーチェンジが実施され、1700ccのデラックスのエンジンが6R型をボアアップした16R型1800ccに換装された。
これに伴い車輌型式がセダンはRX10からRX11、ハードトップがRX20からRX21、ワゴンがRX26からRX27に変更された。
翌‘74年8月のマイナーチェンジでは顔が大きく変わり、4気筒シリーズはラジエーターグリル中央に三角柱状の造形が加えられ全長が55mm伸ばされて4,435mmに、シリーズはフロントグリルが更に15mm突き出し4,380mmになった。
またコロナのマークが4気筒はラジエーターグリル残されたが、Lシリーズはボンネット前端に移された。
強まる排気ガス規制に対して、トヨタは『複眼の思想』と称してホンダから技術導入したCVCCを使ったTTC-V(TOYOTA Total Clean-Vortex)や、希薄燃焼システムのTTC-L(TOYOTA Total Clean-Lean Burn)等、数種のシステムで模索していたが、マークⅡに対しては触媒式の“TTC-C”(TOYOTA Total Clean-Catalyst)が採用された。
後にこの方式はトヨタのメインシステムになり、他の方式はTTC-Vがコロナとカリーナの一部に、TTC-Lはカローラとスプリンターの一部に実験的に採用されたに過ぎない。
こちらは輸出仕様のマークⅡです。
4件のコメント
[C469] Re: 当時C130ローレルよりは市場に受け入れやすかったのでしょうか
- 2014-01-15
- 編集
[C467] 当時C130ローレルよりは市場に受け入れやすかったのでしょうか
ダックパンサーよりは若いおっさんです。すいませんお聞きしたい事があるのですが 72年当時にライバルの日産スカイラインとローレルもフルモデルチェンジされましたね。 スカイラインは人気がありましたがローレルC130とマークⅡRX20どちらが当時一般市場に受け入れやすかったのでしょうか?人気はどちらがあったのでしょうか? ちなみに私はマークⅡ後期型とローレル後期型どちらもセダンを捜しています。年式は75年~76年式程度問わず 昔の車は個性があってカッコイイです。
- 2014-01-14
- 編集
[C390] Re: ううむ
くらさん
いつもコメントありがとうございます。
んんん・・・・n(-_-;)
ネットで調べてみましたが、確認が撮れませんでした。
安西郷子さんは夫の三橋達也氏と夫婦でCMに出てましたが、婦人のみは記憶にありません。
嘘を垂れ流しては大変ですから、確認が取れるまでこの部分を削除致します。
ご指摘ありがとうございました・・・m(_ _)m
いつもコメントありがとうございます。
んんん・・・・n(-_-;)
ネットで調べてみましたが、確認が撮れませんでした。
安西郷子さんは夫の三橋達也氏と夫婦でCMに出てましたが、婦人のみは記憶にありません。
嘘を垂れ流しては大変ですから、確認が取れるまでこの部分を削除致します。
ご指摘ありがとうございました・・・m(_ _)m
- 2013-07-31
- 編集
[C389] ううむ
今晩は
またブラインドコメントでゴメンナサイ
アップした写真を見る限りでは 女性は松島トモ子ではなく、安西郷子(三橋達也夫人)のような気がします
余計なことかな?
.
またブラインドコメントでゴメンナサイ
アップした写真を見る限りでは 女性は松島トモ子ではなく、安西郷子(三橋達也夫人)のような気がします
余計なことかな?
.
- 2013-07-30
- 編集
コメントの投稿
0件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://ah5243.blog72.fc2.com/tb.php/110-7e21eaff
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
返信が遅くなり申し訳ございません。
さてRX20マークⅡC130ローレルのどちらが???
ワタクシでは明確にお答え出来ませんが、どちらもよく売れてたと思います。
個人的な思いこみではローレルの方がマークⅡより若い年齢層に人気があったと思います。
'70年年代には個性的で、今見ても色気のある車がたくさんありました。
この頃は今の中国の様に“欧米に追いつけ、追い越せ”の時代でしたから技術競争も激しく、何よりも日本全体がエネルギーと情熱にあふれていた時代だと思います。